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悲劇の発動機「誉」―天才設計者中川良一の苦闘

顧客の平均格付け: (4)

前間 孝則

価格: ¥ 1,920


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タグ: 科学史・科学者, 科学・テクノロジー 全般, 草思社, 科学・テクノロジー, ハードカバー

#ある程度知ってる人が買う価値があるか? (2008-05-12)  本書は「誉」エンジンの開発に直接タッチした人たちにインタビューし、「誉」が誕生した時代背景など、多角的な方面からその功罪を検討した400ページを超える力作である。しかしながら、随所に、似たような記述、似たようなエピソード、似たような批判が繰り返し表され、果たして、このような分厚い書籍、その結果として2800円という価格を付ける必要があったかというと、...
#我国の技術開発の問題を浮き彫りにした良書 (2008-02-09) 「誉」が十分に活躍できなかった背景にヒューマンエラーが多く隠されていることを、エンジニアである著者の視点から分析し、解明した良書です。これまで語られてきた「誉」発動機についての常識には、誤りや偏った見方があるというのが良く判ります。中島飛行機の企業風土、当時の時代背景など「誉」企画以前に遡り、中島がなぜこのような技術的冒険に出たのか?なぜ海軍...
#単なる戦争ものではない本格的な技術史論 (2007-10-18) この本は、吉村昭「戦艦武蔵」のような文学でも堀越二郎ほか「零戦」のような技術者伝でもない。画期的な高性能だったが、戦争突入により本来の実力が発揮できなかった悲劇のエンジン、という神話すらも否定する。むしろ、「誉」の設計は、開発戦略の基本や生産の現実を無視した技術的な失敗だったと、丁寧に論証していく。その点では、設計者中川に対しても容赦ない。実に...
#MOT入門としてどうぞ (2007-08-11) いろいろな示唆に富んだ作品。MOT入門としても読める。中島飛行機に代表される日本的エンジニアリングの限界を感じる。・製造現場の技術レベルを知らない新米エンジニアによる生産性を考えない設計・技術の本質が分からないマネジメント層による技術方針立案・H2ロケット開発にも脈々と受け継がれる「誉」型エンジニアリング自社の製品も同じ陥穽にはまっていると感じる向きも多いのではないか...
天才の栄光と挫折―数学者列伝 (新潮選書)

顧客の平均格付け: (22)

藤原 正彦

価格: ¥ 240


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タグ: 科学史・科学者, 自然科学, 伝記・ひと, 全書籍, ハードカバー

#どんな天才でも挫折はある! (2008-09-17) 著者が尊敬する天才数学者9名を取り上げ,その輝かしい栄光(業績)の裏に秘められた挫折をエッセイ形式でまとめている.感心する点は,著者が直接数学者の生誕地や業績を上げた地へ赴き,本人または所縁の人々とのインタビューを通して,私生活を含めた人となりを掘り起こしているところである.本書を書く動機は,他の同様の書籍では,業績のみに焦点が当てられていて,数学者の人物像...
#藤原氏最高の名著 (2008-04-19) 藤原正彦氏の著作を読み通すきっかけとなった、自己の中では藤原氏最高の名著。さすが数学者と言わんばかりの、無駄がなく理路整然とした事実、事象の記述、藤原氏特有の誇り高き一面と、ユーモアがちりばめられている。 作中、自分の中で最も胸打たれたのは、20歳で夭折したフランスの天才数学者、エヴァリスト・ガロワの生涯である。自分自身も若気の至りで反体制的檄文を高校当局に送り続け、...
#美を追い求めた天才達の列伝 (2007-08-18) まず、著者の抜群の文章力に驚く。さすがに「祖国とは国語」を上梓するだけのことはある名文によって、何れ劣らぬ天才9人たちの、決して栄光だけではなく、山高ければ谷深しの言葉どおりの失意や挫折もあった生涯を鮮やかに描き出す。著者は天才たちのゆかりの地に実際に足を運び、その土地で著者が考えたことや著者の天才達への深いオマージュに満ちた行動(例えばハミルトンが四元数...
#数学者の人間性を浮かび上がらせる良書 (2006-12-31) 『国家の品格』で一躍有名になった筆者の本。数学界の9人の天才の素顔を追うという本で、筆者が彼らの故郷を訪れたりするため、紀行文としての味わいもある。ぼくは文系で、数学者は縁遠い人種だが、彼らの生き方は非常に面白い。公式や定理というものは、ひとつの真理から演繹的に辿っていけば、自ずから到達できるものだと思っていたが、どうもそう単純なものではないらし...
#人生の幸せ (2006-12-28)  ニュートンや関孝和といった天才数学者9人の伝記です。それぞれの業績には一般的に触れるに留め,その生涯を生身の人間的な観点から追っていく本です。 現在まで名を響かせるような天才的な業績を残した数学者たちでも,数学一本にその生涯を注ぎ込むことができたわけではなく,経済的な問題,家族の束縛,その時代の嵐や宗教の足枷等が障害となって立ちはだかることが多々あったことが描かれます。そ...
いのちの日記 神の前に、神とともに、神なしに生きる

顧客の平均格付け: (4)

柳澤 桂子

価格: ¥ 190


(32 利用可能なアイテム)

タグ: 文学・評論 全般, 科学史・科学者, 自伝・伝記 全般, ノンフィクション 全般, 歴史・地理 全般, 医学入門, 医学・薬学 全般, 小学館, ハードカバー

#理科系知識がなければ少し難解 (2007-03-05) この作品のすばらしさは、ほかのカスタマーレビューで書かれていますので、私は感想のみ。科学者、だからこそ、「なんで、どうして、しりたい、きわめたい」の心が行間からくみとれます。一元性や二元性の話、相対性理論のアインシュタインをおもいだしました。アインシュタインも神のことをしりたい、この著者のようにいわば「宇宙、無限の知性」を知りたいという気持ちほど強いもの...
#科学者のたどり着いた神 (2007-01-29) 副題:神の前に、神とともに、神なしに生きるこの著者をまったく知らなかった。図書館で借りたNHKスペシャルDVDの中でベットに半身を45度に傾けてキーボードを叩き、インタビューに応じている彼女がいた。そして少し調べてみた。前途有望な科学者であった、そして一時は尊厳死も選択した原因不明な病におかされた人でもあった。この作品の前著はベストセラーだと言う事も分かった。そ...
#「心訳」の解説書 (2006-01-13)  まさに「人生は苦なり」。著者が深い宗教心に達するまでの人生の苦闘が静謐な文章につづられている。感情を抑えた文体からは返って鋭い苦しみが感じられる。こうした人生からあの般若心経の「心訳」が生み出されたのだということを納得する。ただし病に苦しむ者誰もがこの境地に達するものではあるまい。先人の言葉を洗い出し,それを自らが納得した上で自分の仮説を提示する。それを何度も何度...
#運命的な仕事 (2005-11-21) 多くのメディアで取り上げられて話題となった前作「新訳般若心経・生きて死ぬ智慧」に続く内容。本作では著者・柳澤佳子の個人史、原因不明の奇病を発症してから以後の身体的、精神的変遷に焦点を当てた内容。 理性的な態度で真理を探究しなければならない科学者が、病と共に歩む中でたどり着いたのは「神の前に、神とともに、神なしに生きる」というあらゆる生命につながる悟りの境地だった。
人間の測りまちがい〈上〉―差別の科学史 (河出文庫)

顧客の平均格付け: (2)

スティーヴン・J. グールド

価格: ¥ 1,000


(2 利用可能なアイテム)

タグ: 科学史・科学者, 河出書房新社, ペーパーバック

#グールド思想史の資料として (2009-01-01) エッセイのファンとして厳しく書かせて貰う。本書は差別の科学史という副題があるが、そのままに受け入れることはできない。と言うのも、社会生物学批判の項ではかなりインチキなレトリックを弄しており、他の部分もどれだけ誠実に書かれたかが分からないからだ。彼の友人パット・ベイトソンが指摘したように、「他人の不誠実を批判するときは標準以上に誠実であらねばならない」はずだ...
#グールドファンには必要ない? (2008-10-02) 内容はグールドのエッセイ集で触れられていることばかりです。(尤も原書の出版年からすればこっちが先ではあるのでしょうが)訳も渡辺政隆氏のものと比べると数段劣ります。
帝国ホテル厨房物語―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

顧客の平均格付け: (11)

村上 信夫

価格: ¥ 110


(11 利用可能なアイテム)

タグ: 科学史・科学者, ノンフィクション 全般, 歴史・地理 全般, 日本経済新聞出版社, 科学・テクノロジー 全般, 暮らし・健康・子育て 全般, 科学読み物, 日本料理, 日経ビジネス人文庫, 日本経済新聞出版社, 日本経済新聞社出版局, ペーパーバック

#帝国ホテル、今でもシェフの憧れ? (2008-12-22) 神田の食堂で生まれたガキ大将、ムッシュ村上氏の自叙伝です。私自身は帝国ホテルとは全く縁がなく、それほどのホテルかと、本書を読んで初めて知った。最近では外資御三家、または外資新御三家など、帝国のホテルとしての魅力は、私たち若い世代には全く理解できないが、本書に描かれていたような時代もあったのかなと、興味がわき、一度くらいは覗いてみたくなった。日本の西洋...
#抑制のきいた自伝 (2007-08-03) 人みなに歴史あり。まして帝国ホテルの総料理長まで登りつめた人の歴史が、つまらないはずがない。むろんプロの書き手ではないが抑制のきいた自伝で、気持ちよく読めた。もう少し自らの弱さ、汚さもさらけ出してほしかったという不満はあるにしても。またホテルの厨房という「異空間」を垣間見るという意味でも、興味深かった。
#どんどん元気になりながら読み進めます (2006-10-10) 故・村上信夫氏(元帝国ホテル総料理長)による著作。貧しい時代に、12歳で両親と死に別れ、レストランで丁稚を始めてからの苦労話と戦争体験、そして東京オリンピックの選手村での経験など激動の人生を描いた本です。もともと、日経新聞の記事で、脈々と行き続けるフランス料理界の村上人脈というものを見つけ、日経新聞の私の履歴書をもとにした文庫本があるのを確認し、妻と...
#フランス料理の旗手なのか、はたまた虚像だったのか? (2006-09-12) 料理に対する愛情は、そのふくよかな体躯から滲み出ていました。愛嬌、努力、素質、運、統率力、そのどれもが他人より秀でており、とかく職人として意固地で孤立しがちなシェフとは一線を画しておりました。それだけに、実際の帝国ホテルの料理を食べると、?、というギャップを感じ、フォンテンブローの閉店では裸の王様的役割を演じたことは、晩節を汚したと...
#波乱万丈。人生、なにくその心意気だ! (2006-09-11) この本を読書後、無性にカレーライスが食べたくなった。村上さんの戦時中、砲撃最前線でのお話にカレーを作って兵士に食べさせたという部分が回想されたのだ。鶏ブツと牛肉ブロック、大量の野菜に赤ワイン、香辛料の数々。野趣あふれるようにざくっと放り込み、よく煮込み、辛・甘・酸・苦・旨というアンサンブルを醸し出した。チカラワザである。無我夢中にガツガツと食べ、...


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